何からはじめる?動画制作の流れや押さえておくべきポイント!
動画制作の流れや動画制作の際に押さえておくべきポイントなど、動画制作の始め方を解説している記事です。これから動画制作を始める人にとって役立つ内容です!
YouTubeはもちろんのこと、TikTokやInstagramなどのSNSにおいても動画の重要性は増しています。この記事では、動画制作の流れや押さえておくべきポイントなど、動画制作について説明しています。これから動画制作を始めようとお考えの方は、ぜひ読んでみてください。
動画制作の第一歩
動画制作の第一歩は、これから制作する動画の「企画」と「構成」です。文章を書くときもそうですが、良い企画と構成なくして良い文章は書けません。そのため、動画制作で最初にやらなければならないのが、企画と構成なのです。
動画を企画・構成する際のポイント
動画を企画する際は、まず動画を作る目的を明確にします。
・その動画はどんなターゲットに向けて作るのか
・どんなプラットフォームを使ってその動画を配信するのか
なども同時に明確にします。
動画を制作する目的はさまざまだと思いますが、できるだけ詳細に目的を設定するようにしましょう。たとえば、「商品のことを知ってもらい、購買につなげることが目的」となれば、ターゲットとなるユーザーとプラットフォームも見えてくるでしょう。
ターゲットは、商品やサービスの想定ユーザーです。動画はこのターゲットユーザーに届けるために制作します。商品やサービスを販売するのであれば、ユーザー像はすでに把握していることと思いますが、動画制作に関わるスタッフ内でしっかり共有されているかどうか、今一度、確認しておきましょう。
制作した動画を配信するプラットフォームは、ターゲットユーザーがよく利用しているプラットフォームです。プラットフォームにはそれぞれ特徴があり、投稿できる動画の長さなども異なります。ターゲットユーザーとの親和性とプラットフォームの特徴を考慮して、プラットフォームを選びましょう。
ちなみに、長めの動画を配信するのであればYouTubeが候補になります。SNSには、基本的に30秒程度の動画しか投稿できません。
動画の構成
目的に合わせて動画を構成します。どのような動画がターゲットユーザーの心に響くか考えて動画を構成しましょう。
起承転結の形はなじみがあると思いますが、「CAMS」という構成もあります。CAMSは、「Catch(つかみ)」「Appeal(アピール)」「Motivate(動機づけ)」「Suggest(提案)」の頭文字をとったもので、コマーシャルによく使われている構成手法です。
絵コンテを制作
動画を構成したら、絵コンテを制作しておきましょう。イメージする画面を、編集作業を想定しながら実際に絵に描いておきます。こうすることで、どんなやり方で撮影すればよいのかが見えてきます。絵コンテを作っておかないと、撮り忘れなどのトラブルが発生しがちです。そうなると、また機材をレンタルするなどの準備をしなければならないため、さらにお金と時間がかかってしまうことになります。
動画の撮影
動画の企画と構成が終わったら、次に動画を撮影します。動画の撮影は、どのような流れで進めていくのでしょうか?
動画撮影の準備
動画を撮影する前に、機材や小道具などを準備します。必要であれば、スタジオなどの利用も検討します。定期的に自前で動画を制作するのであれば、機材を購入してもよいのですが、予算をあまり割けない場合はレンタルでも十分です。
・カメラ(ビデオカメラ、デジタル一眼、スマホなど)
・三脚
・照明
・外部マイク
・ジンバル(状況により)
などを用意します。
カメラに備わっているマイクは、それほど性能が良くないことがあるので、外付けのマイクを準備したほうが良い音がとれます。
動画撮影の際に押さえておくべきポイント
準備が整ったら、いよいよ撮影に入ります。動画撮影の際に押さえておくべきポイントは以下のとおりです。
・カメラを固定
通常、撮影の際は三脚によりカメラを固定します。動きのある撮影を行う際は、ジンバルを使用したほうがいいでしょう。
・1カットは短めに
1カットが長くなってしまうと、退屈な動画になってしまいます。もちろん、演出として意図的にカットを長めにとるのであれば問題はありませんが、一般的には、動画に変化をつけたほうが見る人の印象は良くなります。
・動画の最初と最後の部分に余裕をもたせる
撮影の際は、動画の最初と最後の部分にある程度、余裕をもたせましょう。これにより編集作業がやりやすくなります。
カメラワークについて
ここで基本的なカメラワークに触れておきましょう。
・フィックス
フィックスは、カメラを完全に固定したまま撮影する方法です。あえて手持ちで撮影して臨場感を出す方法もありますが、撮影になれていない場合は三脚を使ったほうがいいでしょう。
・ズームイン、ズームアウト
レンズの焦点距離を変えることで、遠くから被写体に近づいていくカメラワークがズームイン、その逆がズームアウトです。
・パン
パンは、カメラを左右に移動させるカメラワークです。風景撮影などでよく使用されます。
・ティルト
ティルトは、垂直方向にカメラを移動させるカメラワークです。ティルトアップ、ティルトダウンという感じで使います。
動画編集
撮影が終わったら、動画の編集作業に入ります。動画編集では、「撮影した映像をカットしたりつなげたりする作業」「字幕やテロップを付ける作業」「BGMやエフェクトを付ける作業」を中心に行います。
撮影した映像をカットしたりつなげたりしながら、絵コンテどおりに動画を組み立てていきましょう。完璧に撮影したつもりでも、細かい部分で納得できないことはよくあります。そのようなときは、うまく切り貼りして調整してみましょう。
【字幕・テロップ】
字幕やテロップも動画の重要な要素です。動画だけではなく、字でターゲットユーザーに大事なことを伝えましょう。この際に考えなければならないのが、フォントの大きさや種類です。あまりにも小さいと、特にスマホで見にくくなってしまいます。フォントの種類は、やはり動画の内容やターゲットユーザーを意識して選びます。
【BGM・エフェクト】
BGMやエフェクトも動画の重要な要素です。BGMは使い方により、動画に雰囲気だけではなくインパクトを与えてくれます。エフェクトは、動画全体だけではなく、部分的に、また文字にだけかけるものもあります。
※BGMは著作権フリーの音楽素材をお薦めいたします。
動画編集でできることは、使用する編集ソフトにより異なるので、詳しくはソフトで確認してください。
動画をアップロード
動画編集が終わり、動画が完成したら、プラットフォームに完成した動画をアップロードします。プラットフォームによりアップロードの手順は異なりますが、クラウドにドキュメントや画像ファイルをアップロードする場合とそれほど変わらない、比較的シンプルな手順でアップロードできます。YouTubeの場合、投稿した動画は企業のホームページやブログにもかんたんに埋め込むことが可能です。公開の方法も「限定公開」や「非公開」が選べるので、URLを共有したユーザーだけに閲覧させることも可能です。
まとめ
動画制作の流れや押さえておくべきポイントを紹介しました。動画は、今や商品やサービスのプロモーションに欠かせないメディアです。著作権などの権利関係の侵害には特に注意しながら、動画制作に挑戦してみてください。本記事があなたの動画制作のお役に立てば幸いです。
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