セミナーとワークショップの違いとは?成功秘訣のコツ!
普段、様々なセミナーやワークショップなどが行われていますが、具体的な違いを理解していますか?実際、知っているようでよく分かっていない方は多いです。ここでは、セミナーとワークショップの違い、それぞれの成功秘訣のコツについてお届けします。
セミナーとワークショップの違いについて
セミナーとは
セミナーは、ドイツ語のゼミナールと同じ意味の言葉です。大学のゼミでは、少人数の学生が教授から演習、研究発表、討論を行いますよね。一方、ビジネス界でのセミナーでは、は約20~50人程度の参加者が集まり、有識者や専門家の話を聞くスタイルが多いですよね。講演会より小規模な講習会といったイメージです。質問などは、随時または枠を設けて受け付けるのが一般的で、セミナー後に個別相談が行われるケースもあります。
セミナー開催のメリットには、参加者に講師として専門知識を分かりやすく伝えられる点です。たとえば、話題あるテーマ、興味・関心を集めテーマを設定して集客すると、「専門的内容は分からない」と敬遠していた方へも上手くアプローチできます。また、セミナー内容を自社商品PRに結びつければ、参加者が見込み客に変わることもあります。
このように、特定テーマに関心ある方を集客し、対面式で情報伝達ができ、多数に向けてPRでき、これはセミナーの大きなメリットです。一般的に、セミナー講師には知名度のある人物起用をしますが、自社担当者が務めることも可能です。士業の場合は、自分が主催して講師担当するのが主流で、講師実績を積めば、自分をブランディングしてファンを増やすことができます。また、セミナー動画をプロモーション活用したり、セミナーそのものを商品展開したり、展開の幅も広がっていきます。
セミナーはこちらから!▶▶https://toollab.switch-jp.com/category/seminar/
ワークショップとは
ワークショップは、参加・体験型のセミナーです。元々は、演劇や美術の世界でよく行われていたもので、役者やアーティストはもちろん、その世界に興味・関心のある人達が参加して、課題をもらって訓練する、創作活動体験しながら学ぶものです。現代のように、企業主催のビジネス系ワークショップが色々行われるようになったのは近年です。セミナーを発展させた参加型・体験型の学習の場として開催され、セミナーでは参加者は受動的ですが、ワークショップでは能動的です。ワークショップ主催のメリットには、参加者の意見、悩み、要望を聞き出しながら、それに対してレクチャーできる点が挙げられます。なので、参加者同士で意見を交換しながら学ぶワークショップでは、参加者の抱える疑問点を整理したり、問題解決の道筋を主催者が示したりすることができます。また、参加者の主体的体験により達成感や一体感が生まれるので、たとえば、商品プロモーションを組み込めばファンが増える場合もあります。中でも、商品を使って何かを作る内容のワークショップでは、ストレートに商品力のアピール効果に繋がります。
ワークショップはこちらから!▶▶https://toollab.switch-jp.com/category/workshop/
セミナー、ワークショップを開催する方法について
セミナーもワークショップも、主催する目的を明確化しなければ開催の意味はありません。情報の周知、商品販売、見込み客の獲得、ファン作りなど、まずはしっかり目的を決めましょう。その上で、セミナーとワークショップ、どちらで開催した方が適切かを考えます。そして、目的と形式が決定したら集客テーマ設定についても熟慮します。他にも、貴重な情報や時流に合った情報発信もできれば理想的でしょう。しかし、ワークショップ実績がない初期段階では、開催告知のみの集客は難しいものがあります。その場合は、有名講師をゲスト招待する、共催する、広告を出すなど、注目度アップの仕掛けも必要です。こうしてプランを固めたら、次は、会場手配を行いますが、会場はセミナーやワークショップの印象を左右する重要要素なので、アクセスが良くて設備が整った雰囲気のスペースを選ぶのがおすすめです。また、告知に関しては、ネットはもちろん顧客リストなどもフル活用しましょう。
セミナーやワークショップの開催検討では、どちらがより開催目的や商品に合っているかを考え、より効果が高い形式での開催を選択しましょう。プランニングをはじめ、会場選び、告知方法も配慮し、万全の準備で進めて行くことが大切です。
セミナー、ワークショップの成功秘訣のコツについて
ターゲット設定の明確化
どれほど意義あるセミナー、ワークショップでも、ターゲット設定が定まっていなくては、告知や宣伝のマーケティング戦略が定まらず、興味・関心を持っている方へしっかり呼びかけていくことができません。常に、マーケティングというのは、誰にアピールしたいかを考えます。たとえば、講演やセミナーであれば、大企業経営者向け、ベンチャー起業家向け、地方再生事業向けなど、ターゲットをはっきりさせる必要があります。なので、ターゲットの業種や年齢層なども含めた企画立案にすることで、マーケティングの方向性も定まり、効果的集客がしやすくなります。音楽イベントでも、アイドルと演歌では客層が大きく異なるのと思いますが、明るくポップなイメージのアイドル、落ち着いたイメージの演歌では、ポスターデザイン、チラシ配布場所、演奏会場など、色々と選び方も違ってきますよね。さらに、歌とファンサービスのどっちをメインにするかによっても、企画趣旨が変わります。このように、ターゲット設定はプログラム内容までも変わるので、ターゲットを絞りきれていないセミナー、ワークショップは、「一体、誰に向けたイベントなのだろう?」と散漫な印象のプログラム、マーケティング活動になってしまいます。集客の効果的な宣伝や告知方法が定まらない場合には、ターゲット設定の練り直しも考えましょう。
会場や日程のアクセスしやすさ
セミナー、ワークショップの企画内容と同じく、会場や日程選びも集客を左右する大きな要素です。ターゲット層に適した場所や曜日を考えましょう。具体的には、会場アクセスしやすい、駐車場台数、親しみやすさ、参加可能な曜日・時間帯、開催時間の長さ、子供・年配者・身体障害者などの特別なニーズ対応、イベント趣旨に適する広さや席数などが挙げられます。会場や日程の検討の際は、これらの項目についてターゲット設定と合ってしているかイメージしてみて下さい。行けない理由や行きにくい要素を排除することで、大きな集客増加を見込むことができます。
ターゲットに刺さるイベントタイトル
セミナー、ワークショップのタイトルは、参加の意思決定を後押します。ターゲットにとって分かりやすいタイトルを心がけることで、集客アップに繋がります。たとえば、パソコン初心者向けの勉強会で、専門的なIT用語を使っても初心者にはイベント内容が伝わらず、集客が難しくなりますよね。また、洗練されたアパレルの新装開店イベントでタイトルが俗っぽい、ブランドイメージが落ちて集客が難しくなる場合もあります。このように、タイトルというのは、セミナー、ワークショップの趣旨を表現するので、雰囲気を伝えたり、ターゲットが参加したくなったり、魅力的なタイトルが必要です。同時に、イベントの魅力を引き出すキャッチコピーや説明文など、ターゲット層に合ったフレーズやリズム感なども重視してみましょう。
オンリーワン要素で差別化
プログラムや仕掛けには、このセミナー、ワークショップにしかない要素があると、足を運ぶ理由になりやすいです。たとえば、日本初公開の絵画、イベント限定の販売商品、有名人の講演など、色々挙げあれます。また、モノではなく経験もオンリーワン要素になります。最近では、インスタグラムに投稿したくなる写真が撮れる場所やイベントなども人気ですし、人気キャラクターの着ぐるみや有名な看板と写真が撮れるなど、その時にしかないでいきない限定された経験は嬉しいポイントですよね。また、珍しいアクティビティーへの参加、自作のクラフト作り、参加型チャリティーイベント、作り手から商品を直接購入する、エコイベントでパッケージを使用しない買い物経験など、こうした他のイベントとの差別化を図ることができます。
まとめ
ここでは、セミナーとワークショップの違い、それぞれの成功秘訣のコツについてお届けしてきましたが、いかがでしたか?セミナーとワークショップは形式が変わってくるので、自分が開催したいイベントがどちらに向いているのか、検討してみましょう。また、成功するためのポイントを押さえて、意義のあるイベントとなるようにしていきましょう。